日体大卒・小兵の新星、今関が玉ノ井部屋入門 同郷のライバル・王鵬と「早く対戦したい」

[ 2022年4月12日 16:16 ]

玉ノ井親方(左)とともに入門会見を行った日体大卒の今関俊介(撮影・前川 晋作)
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 今春日体大を卒業し、大相撲の玉ノ井部屋に入門する今関俊介(22)が12日、東京・世田谷キャンパスで会見を行った。15日に新弟子検査を受検し、夏場所(5月8日初日、両国国技館)で初土俵を踏む。

 1メートル72、100キロの小兵ながら多彩な技とスピードを武器に体重別だけでなく無差別級でも活躍。足立新田高3年時には全国高校金沢大会で個人準優勝。日体大4年時には全国学生選手権で団体優勝の立役者となった。

 幼い頃から力士になることが夢で、相撲好きの父・勝彦さんの影響で昔の力士のビデオをよく見ていたという。目標とする力士は元関脇・鷲羽山(先代出羽海親方)。同席した玉ノ井親方(元大関・栃東)は「スピードがあって中に入っても良い相撲が取れるのでそこを指導していきたい」と期待を込めた。

 王鵬、豊昇龍、琴勝峰と同学年の22歳。なかでも王鵬とは東京都中央区出身で地元も同じ。「小学生の頃から何度も対戦してきたのでプロの世界でも早く対戦したい」とライバル視した。
 「1年で関取に上がって2年で幕内に定着したい」と大きな目標を掲げた小兵。取り口のごとく速いスピードで番付を駆け上がり、プロの世界でも観客を沸かせるスターになる日が待ち遠しい。

 ◇今関 俊介(いまぜき・しゅんすけ)1999年(平11)4月16日生まれ、東京都中央区出身の22歳。4歳から文京針ケ谷相撲クラブで相撲を始める。晴海中2、3年時に関東大会3位。足立新田高2年時に全国選抜大会軽量級優勝、3年時に金沢大会個人準優勝、高校総体団体3位。日体大1年時に東日本学生体重別85キロ未満級優勝、4年時に全国学生選手権団体優勝、ワールドゲームズ日本代表決定戦中量級優勝。家族は両親と兄。

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