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今秋引退の小平奈緒のスケート人生 オランダ留学や古武術導入、毒キノコ判別も

[ 2022年4月12日 20:34 ]

<小平奈緒会見>会見に臨む小平奈緒(撮影・小海途 良幹)
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 18年平昌冬季五輪スピードスケート女子500メートル金メダルの小平奈緒(35=相沢病院)が12日、長野市内で会見を開き、22~23年シーズンの開幕戦となる10月の全日本距離別選手権(長野市エムウエーブ)を最後に現役を引退する意向を表明した。10年バンクーバー五輪から4大会連続で五輪に出場するなど一時代を築いたスプリンターは、いかにして成長を遂げてきたのか。競技人生を振り返る。

 ☆生まれ 1986年(昭61)5月26日生まれ、長野県茅野市出身の35歳。3人姉妹の末っ子。姉の影響で3歳でスケートを始める。身長1メートル65、体重60キロ。血液型はA。

 ☆主な成績 初出場した10年バンクーバー五輪の団体追い抜きで銀を獲得。18年平昌五輪では500メートルで金、1000メートルで銀を手にし、同4月に紫綬褒章を受章した。日本記録を持つ500メートルは16~19年に国内外で37連勝を記録。世界スプリント選手権は17、19年に総合制覇し、世界距離別選手権の500メートルは17、20年に優勝。W杯では五輪個人種目で日本歴代最多に並ぶ通算34勝を500メートルと1000メートルで挙げた。

 ☆高校 伊那西高時代は宮田スケートクラブに所属。自転車で天竜川の堤防を全力で上り、河原、竹やぶ、農道をダッシュして鍛えた。練習ノートをつける習慣が身につく。

 ☆信州大 高校卒業時に富士急など実業団の誘い断り、競争率6倍の受験を突破して信州大教育学部へ進学。在学中に教員免許を取得した。現在もナショナルチームに所属せず、信州大時代から師事する結城コーチのもとで滑りを磨く。

 ☆留学 14年ソチ五輪後から2年間、オランダ留学。牛舎を改造した小屋で生活し、フォームを改良した。重心を下げつつ肩はつり上げる滑りは「怒った猫」をイメージしている。

 ☆山登り 幼い頃から父に連れられて山に登り、南アルプスで足腰を鍛えた。山菜探しが得意で、毒キノコを判別できる。

 ☆古武術 古武術を習い、重心を歯に乗せないと転ぶ一本歯のゲタでバランス感覚を養う。スタートで肘を下げ、体を沈める独特の体勢は古武術の動きを応用し、自ら考案。

 ☆座右の銘 「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」(ガンジー)

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