プルシェンコ氏が「ドネツク人民共和国」でのアイスショー提案へ 親ロシア派が実効支配

[ 2022年3月19日 17:50 ]

エフゲニー・プルシェンコ氏
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート男子の06年トリノ冬季五輪金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ氏(39=ロシア)が18日、ウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」でアイスショーを開催する考えを明らかにした。ロシアのメッセージアプリ「テレグラム」にコメントしたもので、「スポーツ省に提案する準備ができている。サポートしてもらえれば喜んで参加するし、多くのロシア人選手も行くことを恐れないのでは」などと記した。

 「ドネツク人民共和国」は14年にウクライナ・ドネツク州の一部を実効支配した親ロシア派組織が一方的に独立を宣言した地域。同じく親ロシア派が支配する「ルガンスク人民共和国」とともにウクライナからテロ組織とみなされる一方、今年2月にはロシアから独立国家として承認された。

 プルシェンコ氏はフィギュアスケートを始めとするロシアのアスリートが国際大会から除外されている現状に抗議するメッセージをたびたび発信。「スポーツと政治を混同してはいけない」と差別を主張したほか、プーチン大統領を「信頼している」と記すなどウクライナ侵攻を擁護するような姿勢に、世界中から非難の声が続出していた。

続きを表示

2022年3月19日のニュース