横浜 雨中の逆転劇!トヨタ下しPO出場へ前進

[ 2022年3月19日 05:30 ]

ラグビー・リーグワン第10節   横浜20-9トヨタ ( 2022年3月18日    秩父宮 )

<横浜・トヨタ>前半、豪雨と寒さの中でのスクラムで激しく湯気が立つ(撮影・篠原岳夫)
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 プレーオフ(PO)出場権(上位4チーム)を争う両チームの直接対決は、横浜(旧キヤノン)がトヨタを20―9で破り、7勝目(3敗)を挙げた。季節が逆戻りしたかのような寒さと降雨に見舞われる中、風上の後半にラインアウトを起点にフッカー庭井祐輔(30)らが2トライ。6試合を残し、PO進出へ大きな1勝を手にした。

 スクラムからは湯気が立ち、庭井が「後半開始前は震えが止まらなかった」というほどの極寒のゲームで、横浜が価値ある勝利を手にした。前半はリードこそ許したが、終了間際にはゴール前の猛攻をしのぎきってハーフタイムに。風上の後半は開始直後にSO小倉の積極的なキックからマイボールラインアウトを得ると、モールを押し込み庭井がトライ。同34分にもラインアウトモールから途中出場の松岡が2トライ目を奪い、庭井も「勝てたことが一番の収穫」と満足げに語った。

 前節で負傷したSO田村主将やNo・8マフィが欠場する中、FW戦でもフィジカルに定評がある昨季4強のトヨタを破った意味は大きい。次節以降は首位の東京SGなど上位勢との対戦が続くが沢木敬介監督も「いい勢い、流れができた」と手応えを得た様子だった。

 《トヨタは浅岡が痛い退場》トヨタはロースコアの接戦を落とし、プレーオフ出場権争いから一歩後退した。痛かったのは後半22分のプロップ浅岡のレッドカード。ラインアウト後の防御で相手の首付近に腕が掛かり一発退場。前半こそ3PGでリードしたが、後半は14人になり失速。共同主将のNo.8姫野も「痛いゲームを落とした」と厳しい表情だった。

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2022年3月19日のニュース