羽生「これからもどうか応援し続けてください」JOC公式ツイッターで感謝の46秒メッセージ

[ 2022年2月23日 05:30 ]

感謝の気持ちを込めたサインとメッセージを送った羽生(JOCの公式ツイッターから)

 北京五輪フィギュアスケート男子4位でクワッドアクセル(4回転半)を世界初認定させた羽生結弦(27=ANA)が22日、日本オリンピック委員会(JOC)の公式ツイッターに動画で登場。期間中の応援に対し、感謝の言葉を残した。

 北京五輪閉幕から2日。前日に帰国した羽生が、JOCの公式ツイッターを通し、メッセージを届けた。JAPANジャージーにマスク姿で「こんにちは。フィギュアスケートの羽生結弦です」と切り出し「今回、たくさんの応援ありがとうございました。そして皆さんの応援が背中を押してくださり、そして演技となったと思います。本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。

 その後は「よいしょ」と画面越しにサインを書き、再び伝えたのは感謝の思い。「本当にたくさんの力をいただきました。これからもどうか応援し続けてください。ありがとうございます」。実感を込めた46秒のメッセージを終えた。

 北京五輪のフリー「天と地と」では夢の超大技4回転半に挑み、片足で降りて転倒。成功は近づき、世界で初めて認定となった。結果は4位だったが、記録にも記憶にも残る演技だった。20日のエキシビションで「春よ、来い」を舞った後には「人生って報われることが全てじゃないんだな、と。報われなかった今は、報われなかった今で、幸せ」と明かした。挑戦を貫いた3度目の五輪。羽生にしか分からない感情だった。

 3月の世界選手権(フランス・モンペリエ)は右足首の状態を見極めながら決める意向。それでも、羽生の道は続く。「たくさん見ていただける羽生結弦のスケートを、もっともっと納得できるような形にしていきたい」。自らの精神、肉体と対話しながら、また走り始める。

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