山縣亮太、昨年10月に右膝手術していた 回復は「肌感覚で7~8割」

[ 2022年2月23日 05:30 ]

山縣亮太
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 陸上男子100メートルの日本記録保持者・山縣亮太(29=セイコー)が22日、オンライン形式で取材に応じ、昨年10月に右膝を手術したと明かした。「(回復状態は)肌感覚で7~8割。治療の優先順位が一番高い」とし、世界選手権(7月、米オレゴン州ユージン)の選考会となる6月の日本選手権を含めて今季初戦は未定とした。

 昨夏の東京五輪から約1カ月後の練習中に痛みを感じ、膝蓋腱(しつがいけん)炎と診断を受けて骨棘(こっきょく)を取り除き、腱を修復する手術を受けたという。東京でフィジカル強化の必要性を痛感し、「(24年)パリ五輪を目指す上で時間をかけて治すことが必要と感じた」と説明。パリ五輪の目標には「自己ベストの9秒8台とリレーでのメダル」を掲げた。

 北京冬季五輪では同い年で交流のあるスピードスケート女子の高木菜那(29=日本電産サンキョー)に刺激を受けたという。自身も東京五輪の男子400メートルリレーでバトンミスを犯したが、2度も転倒の不運に見舞われた高木菜を「本人が一番つらいと思うが、リスクと覚悟を背負ってあの場に立っていたのは僕にはカッコ良く映った」と称えた。

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2022年2月23日のニュース