カーリング銀の石崎琴美「全員で戦い抜けたことがうれしい」 ピンチは中盤から後半「疲れも出始めて…」

[ 2022年2月23日 15:26 ]

北京五輪カーリング女子銀メダルの日本代表、ロコ・ソラーレ(ロイター)

 北京五輪のカーリング女子で史上最高の銀メダルを獲得した日本(ロコ・ソラーレ)のメンバーが23日、オンラインで取材に応じた。

 リザーブの石崎琴美(43)は北京五輪を終えて、「9月末から遠征に出て、大会終了まで全員がコロナにかからず健康で4人が怪我なく無事に終われて良かったとホっとしている」と安どした様子。続けて「最後の試合は悔しい気持ちはもちろんあるけど。大会を通して全員で戦い抜けたことがうれしい。日本中が応援してくれたのが、結果以上にスポーツの魅力を見せられた」と話した。

 チームの最大のピンチについては「一番ピンチかなと思ったのは中盤、後半にかけてちょっとみんな少し疲れも出始めて」と説明。「試合重ねると感情も頭もいっぱいになる。次のことも考えないといけないけど、その試合の記憶も残って発散するのが難しくなる。それは中盤、後半にあってどうサポートしたらいいか考えながら、全体に話す時もあれば個々に話す時もあって、そうやってサポートしたつもりです」と時々に応じて自身の役割を考え、メンバーのサポートをしたと語った。

 今後については、「大会中感じていなかったけど、帰ってきてひどく疲れている。ベッドから起き上がれない状態で、そういうこと考えられない感じです」とコメントした。

 また、カーリングを広めるためには「たくさんチームはあるけど、ジュニアの育成の面では足りない部分がある。協会自体で強化で広く広めるのは大切だけど、ジュニアの育成を考えていかないといけない」と指摘。最後には「いろんな経験をした選手が全員で、協会+選手全員でいろいろ協力しあって、他の競技からも学びながら、カーリング界だけで考えるんじゃなくて連携とって学びながらやっていければいいんじゃないかな」と自身の考えを明かした。

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