全豪欠場のジョコビッチ、今季初戦で貫録ストレート勝ち「満足」

テニスドバイ選手権第1日 （ 2022年2月21日    ドバイ ）

ストレート勝ちで初戦を突破したジョコビッチ（AP）
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　男子シングルス1回戦で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ（34）が同58位のロレンツォ・ムゼッティ（19）にストレート勝ちした。新型コロナウイルスワクチン未接種のため1月の全豪オープン欠場を余儀なくされ、この試合が今季初戦だった。同111位のダニエル太郎（29）は同48位のダビド・ゴファン（31）を6―3、7―6で破り、2回戦へ進出した。

　昨年12月のデ杯以来の公式戦に臨んだジョコビッチがブランクを感じさせないプレーを披露した。ワクチン接種の必要がないドバイでセルビア国旗を持ったファンから大歓声を浴び、昨年の全仏で苦戦を強いられたイタリアのホープを74分で圧倒。「満足している。いいプレーもあればミスもあったけど、ブランク明けはこんなもの」と話した。3月のBNPパリバ・オープン（米カリフォルニア州）については「現状出られないが、数週間で状況が変わるかもしれない」と規定緩和を示唆した。

　≪ダニエルまた“大物食い”≫予選から勝ち上がったダニエルが元世界ランク7位のゴファンにストレート勝ちして初戦を突破した。初対戦の相手に第1セットはエース8本を決めて先取。第2セットはタイブレークを7―5で制し、自身のツイッターに「強風の中難しいコンディションでしたが、初戦突破！」と記した。全豪オープンでは元世界1位のマリー（英国）を破って自身4大大会初の3回戦進出を果たしており、今年2人目の“大物食い”となった。