カーリング銀の吉田知那美 重圧、報道…「カーリングするのがつらい時期もあった」

[ 2022年2月23日 15:39 ]

<北京五輪 カーリング 日本・スイス>決勝進出を決め抱き合って喜ぶ(右から)鈴木夕湖、吉田知那美、藤沢五月、吉田夕梨花(撮影・小海途 良幹)
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 北京五輪のカーリング女子で史上最高の銀メダルを獲得した日本(ロコ・ソラーレ)のメンバーが23日、オンラインで取材に応じた。

 会見でメダルだけじゃない価値もクローズアップされていることについて問われると、サードの吉田知那美(30)は「選手をやっている以上、結果や自分たちの記録を更新したりより強くなったり、技術向上の努力はします。金や銀に目標を置かないのは、スポーツをやっている上ではみんな勝ちたいと思っていて、それを目標においてもいいと思うけど、それは相手があることでコントロールできない。どんなプレーをしたいか、どんな選手でいたいかはコントロールできる。私たちはどんなプレーをしたいかに重きを置いてプレーやミーティングをします」とロコ・ソラーレとしての思いや考えを語った。

 そして「平昌以降、勝つことが当たり前とされ、自分たちもプレッシャーもかけ、ロコが負けたという報道を目にしたり聞いたりすることも増え、自分たちにプレッシーかけてカーリングするのがつらい時期もあった。そういうことがあったからこそ、チームとしてどういう方向に向かっていくのか、チーム、個々が考えて、リンクできた4年間だった」と期待される重圧や葛藤とも闘いながら、チームとしてさらに成長した4年間を振り返った。

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