“夏冬二刀流”有安諒平、北京パラへ抱負「結果で恩返し」

[ 2022年2月21日 18:43 ]

オンライン会見で抱負を語ったパラノルディックスキー距離の有安諒平(上段)と藤田佑平ガイド
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 3月4日開幕の北京冬季パラリンピックに出場するノルディックスキー距離日本代表の有安諒平(35)が21日、オンライン会見で抱負を語った。

 昨夏はボートで東京パラに出場した夏冬二刀流。東京の選手村を退村した翌日から、短期間で調整を進めてきた。

 水上と雪上。競技特性の違いはあるが、ボートのオールと、ノルディックスキー距離のポールを扱う動作には共通点もあるという。「筋肉、動き、ダブルポーリング走法はボートで引く動きと似ている。(技術として)生きていることが多い。いろんな競技をすることで動作の獲得に良い影響を及ぼす」と二刀流の強みを口にした。

 視覚障がいの有安をレースでサポートしているのが、ガイドスキーヤーの藤田佑平さん(29)だ。藤田さんはコーチとして指導役も担い、有安が「お互い一心同体」と話すように、ともに北京を目指してきた。

 22日で北京パラの開会式まで残り10日。有安は「(東京パラから)半年間で、支えがあってここまでたどり着けた。結果で恩返ししたい」と意気込み、藤田さんは「少しでも上の順位を目指していく」と言葉に力を込めた。 

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2022年2月21日のニュース