NBA球宴でカリーがMVP 3P16本は新記録 「歴代ベスト75」のレジェンドも出席

[ 2022年2月21日 13:05 ]

球宴新記録となる16本の3点シュートを決めた「チーム・レブロン」のカリー(AP)
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 NBAの第71回オールスターゲームが20日、キャバリアーズの本拠地でもあるオハイオ州クリーブランドの「ロケット・モーゲージ・フィールドハウス」で行われ、「チーム・レブロン」が163―160(前半93―94)で「チーム・デュラント」を下して5連勝。球宴新記録となる16本の3点シュート(試投27本)を決めて50得点をマークした「チーム・レブロン」のステフィン・カリー(33)が8回目の出場で初のMVPに輝き、「コービー・ブライアント・トロフィー」を授与された。

 カリーはオハイオ州アクロンの出身。“ディープ3”におけるこの日の最長距離はは37フィート(約11・3メートル)だった。同じくアクロン出身のレブロン・ジェームズ(37)は24得点。第4Qでは勝負を決める“ウイニング・ショット”を成功させた。

 「チーム・デュラント」ではジョエル・エンビード(27)が最多の36得点。キャプテン2人のドラフトによるチーム編成制度は今年で5回目だが、投票で最多ポイントを集めてすべてキャプテンとなっていたジェームズ自身は5戦全勝となった。

 今回はチーム・キャプテンでもあるケビン・デュラント(33=ネッツ)のほか、ジェームズ・ハーデン(32=76ers)、ドレイモンド・グリーン(32=ウォリアーズ)に加え、ドノバン・ミッチェル(25=ジャズ)も呼吸器疾患で直前になって欠場。“欠員”の多い中での球宴開催となった。

 12分の各クオーターで得点の多かったチームに寄付金の贈呈先を決める権利が与えられ、第3Q終了時点の合計得点でリードしている側に24点を加えたターゲット・スコアにどちらが先に到達するかで争われる試合形式。今回は3Qを終えた時点で「チーム・デュラント」が139―138としたため“最終目標”は163点となっていたが、ジェームズが最後のシュートを決めて試合を終わらせた。

 ハーフタイムではリーグ発足75周年を記念してメディア、選手、コーチ、球団幹部らの投票で決まっていた故コービー・ブライアント氏(元レイカーズ)を含む「NBA歴代ベスト75」の76人が紹介され(同点者2人)、マイケル・ジョーダン氏(59)、カリーム・アブドゥルジャバー氏(74)といったNBAを代表するレジェンドたちが一堂に会した。

 なお来年のオールスターゲームはジャズの地元ユタ州ソルトレイクシティーで行われる。

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