ロコ銀メダルでカーリング界再び追い風!4年前を超える盛り上がり必至

[ 2022年2月21日 05:30 ]

北京五輪最終日・カーリング女子決勝   日本3─10英国 ( 2022年2月20日    国家水泳センター )

銀メダルの日本代表、ロコ・ソラーレ(ロイター)

 ロコ・ソラーレの銀メダルは日本カーリング界の明るい光になる。18年春の大型連休中、オホーツク海にほど近い北海道北見市常呂町の「アドヴィックス常呂カーリングホール」は、かつてない熱気に包まれていた。同年2月の平昌五輪で、ロコ(当時LS北見)が銅メダルを獲得し全国からファンが殺到。市教育委員会によると、18年度の競技見学者は前年度比約2倍の約2万2000人。体験プログラム参加者も約800人から1400人に急増した。

 藤沢らメンバーゆかりの地を訪ねる人も多く、地元住民は「常呂の人口が増えたようだった」と驚いた。同年3月の祝賀パレードには約1万2000人が詰め掛け、市民も興奮に沸いた。ただ、19年度の見学者は約1万3000人、体験参加者は約1000人に。新型コロナウイルス禍が追い打ちを掛け、20年度は激減した。

 協会登録者も少なく、協会の表彰規程でも五輪6位以内などで優秀選手章は贈るものの、報奨金は出せない現状がある。銀メダルで4年前を超える盛り上がりは必至。マイナー競技からの脱却へ、追い風が吹く。

 ≪33の企業や団体から支援≫ロコ・ソラーレは、育成を手掛けるセカンドチーム「ロコ・ステラ」も含め33の企業や団体から支援を受けている。ロコ・ステラとスポンサー契約している「北見ハッカ通商」は、ロコ・ソラーレ公式応援グッズと題し、カーリングストーン形のミントタブレットケースを販売。同商品の売り上げの一部は、ロコ・ソラーレの活動資金として寄付されている。

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