リーグワン初勝利へ、神戸が「大ナタ」 開幕戦から先発5人入れ替え 橋本主将が先発

[ 2022年1月13日 19:20 ]

試合に向け調整する神戸・橋本大(撮影・坂田 高浩)
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 ラグビーリーグワンの神戸は13日、15日の第2節横浜戦のメンバーを発表した。浦安に23―24で惜敗した8日の開幕戦から先発メンバー5人を入れ替え、ポジションも変更した。故障のため開幕戦はベンチ外だったフランカー橋本大輝主将(34)が先発出場。開幕戦で苦戦したスクラムの第1列には今季ホンダから移籍した日本代表プロップ具智元(27)と開幕戦は登録のなかった38歳のベテランプロップ平島久照を入れた。

 連敗阻止のための大幅なテコ入れ。中でも注目なのはこの日21歳の誕生日を迎えた若き副主将・李承信。背番号12を付けてリーグ戦初先発した開幕戦に続き、今節は故平尾誠二氏、ダン・カーター氏らによって引き継がれてきた神戸栄光の10番を背負う。

 「単に神戸というだけじゃなくラグビー界のレジェンドが背負ってきた番号なんで光栄に思います」

 横浜戦ではチームの司令塔としての役割のほか、プレース・キッカーとしての重責も担う。開幕戦ではニュージーランド代表50キャップのSOアーロン・クルーデン(32)が後半ロスタイムの逆転コンバージョンをゴールポストの右に外した。キックの重要性を痛感させられる痛い一敗となったが「キックはフォーカスしてきた部分でもあるので」と李。今オフにはゴールラインからストレートボールでゴールポスト直撃を狙う練習を繰り返しながらキックの精度を磨いてきた。大役ではあるが、重圧感よりも自分に対する期待感の方が大きい。

 「もうこれ以上は負けられませんし、(神戸が)そんなチームだとも思ってないので。結果で神戸の皆さんを元気づけたい」

 横浜戦2日後の17日は阪神・淡路大震災が発生した日でもある。新リーグ初代王者を目指すチームにとっても神戸出身の李にとっても負けられない一戦となる。

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2022年1月13日のニュース