ラプターズの渡辺が初のダブルダブル 12得点&10リバウンド 7試合連続で3P成功 

[ 2021年12月14日 11:14 ]

キングスのジョーンズとバグリー3世をかわしてシュートに持ち込むラプターズの渡辺(AP)
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 ラプターズの渡辺雄太(27)が13日、地元トロント(カナダ)で行われたキングス戦で今季8試合目の出場を果たし、第2Qの1分17秒、新人ガードのダラーノ・バントン(22)のアシストを受けて右のコーナーから3点シュートを成功。その1分23秒後には速攻からキングスのタイリース・ハリバートン(21)とバディー・ヒールド(28)の2人の間を割って入るかのようにインサイドに突進してレイアップを決めた。

 第3Qでは6分すぎにコートに登場。このクオーターの残り1分42秒にはゲイリー・トレントJR(22)のアシストを受けて左のコーナーからこの日2本目の3点シュートを成功させた。

 第4Qの開始58秒には正面やや右サイドで、ステップバックからのジャンプシュートを決めて10得点目。今季2回目、通算では10回目の2ケタ得点を達成した。

 そして5分23秒にはインサイドにドライブしたあと、マークしていたヒールドをかわしてレイアップを成功。11月30日のグリズリーズ戦でマークしていた11得点を上回る今季自己最多の12得点目を記録した。

 残り4分51秒には新人のスコッティー・バーンズ(20)が外したシュートを拾ってこの試合で初めてオフェンス・リバウンドもマーク。この瞬間、1試合のリバウンド本数は自己最多の「9」となった。さらにこのあとディフェンスでのリバウンドもキープ。得点に続いてリバウンドも2ケタとなり、NBA通算91試合目で初の「ダブルダブル」を達成した。

 点差が広がったこともあって結局この日は26分の出場でフィールドゴール(FG)を8本中5本(うち3点シュートは4本中2本)成功させ、10リバウンドと2アシスト、1スティールもマーク。試合は出場11人中9人が2ケタ得点を挙げたラプターズが124―101(前半70―45)でキングス下し、今季の成績は13勝14敗となった。一度もリードを許さず最大31点差をつけての快勝。3連敗のあとの5試合では4勝目を挙げた。

 渡辺はこれで7試合連続で3点シュートを成功。昨季の成功率は40・0%だったが、今季の成功率は36・7%(30本中11本)となった。3点シュートの連続成功記録は昨季の8試合(4月14日のスパーズ戦から29日のナゲッツ戦)。自身の記録にはあと「1」と迫っている。1試合平均の試投数と成功数も1・8と0・7本→3・8本と1・4本にアップ。今季の平均得点は6・3で、これも昨季の4・4を上回っている。

 敗れたキングスは11勝17敗。ディアーロン・フォックス(23)が29得点を稼いだものの、3連勝のあとのロード3連戦はすべて黒星となった。

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