薗田 5年4カ月ぶり首位、イップス克服へ「少しずつ積み重ねてここまで」

[ 2021年11月5日 05:30 ]

男子ゴルフツアー マイナビABCチャンピオンシップ第1日 ( 2021年11月4日    兵庫県 ABC・GC=7217ヤード、パー72 )

<マイナビABC・第1日>1番でティーショットを放つ薗田。7アンダーで首位
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 推薦出場の賞金ランキング122位・薗田峻輔(32=フリー)が7バーディー、ボギーなしの65をマークし、7アンダーで首位スタートを切った。薗田が首位に立つのは16年7月のダンロップ・スリクソン福島オープン初日以来、実に5年4カ月ぶり。ツアー史上4人目の10代優勝を狙う久常涼(19=SBSホールディングス)が首位に2打差の4位につけている。

 薗田が長いトンネルを抜け出そうとしている。「少しずつ積み重ねてきてここまで来られたと思います」

 10年のミズノ・オープンをプロデビューわずか5戦目で制し、17年までの8年間、賞金シードを守ったが、18年にシード権を失った。低迷の原因はドライバーイップスだった。

 「自分の感覚と機械の数値が真逆。できるだけ自分の感覚を抑えて感覚と数値が合うよう一つ一つの動作を見てきました」。今季は5試合に出場して3試合で予選通過。5月の中日クラウンズでは15位。復活へ一歩一歩前進を続けてきた。

 11番からの2連続バーディーはともにチップイン。幸運もあったが、最終18番では157ヤードの第2打を9Iでピン右8メートルに運んで楽々バーディー。課題のフェアウエーキープ率も71・43%で全体3位と上々の数字を残した。

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2021年11月5日のニュース