時松 ビッグスコア釣り上げた!ショット復調 7バーディー65、40位から4位急浮上

[ 2021年10月30日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ISPSハンダ・ガツーンと飛ばせ第2日 ( 2021年10月29日    茨城県美浦GC=6988ヤード、パー71 )

時松は特設いけす釣り堀でヒラメを釣り上げる(撮影・沢田 明徳)
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 40位から出た時松隆光(28=筑紫ケ丘GC)が7バーディー、1ボギーの65で回り通算7アンダーの4位に浮上した。首位とは2打差。18年関西オープン以来の通算4勝目を狙える位置で決勝ラウンドに進んだ。1打差の2位から出たツアー未勝利の植竹勇太(26=セガサミーホールディングス)が68で回り通算9アンダーで単独首位に立った。

 強い風の中、この日ベストの65で回った時松は「何カ月かぶりにやりたいゴルフができた」と目を細めた。

 ショットがさえて7バーディーを奪った。後半の2番パー5は残り70ヤードからの第3打をSWで、4番は残り185ヤードから7Iで、ともに1メートルにつけてやすやすとスコアを伸ばした。

 6月のダンロップ・スリクソン福島オープンでプレーオフに進んで2位。しかし、その後はショットが不調になり予選落ちが続いた。体重移動を意識したり試行錯誤したものの調子は戻らなかった。

 1アンダーだった前日のホールアウト後「“考えるな、体で感じろ”ということかな。何も考えないようにしよう」と腹を決め「普段はすぐ帰る」のに1時間も練習場で無心に球を打った。

 一夜明けてショットは復調した。ただ原因が明確でないため「何が良くなったのか、昨日の練習が良かったのかも分からない」と胸中は複雑だ。選手会長として営業活動にも精を出しながら18年以来の優勝を目指している。手応えは心もとないが「明日、あさってが楽しみ」と話す表情は明るい。

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2021年10月30日のニュース