近大が9トライで爆勝再スタート 光った十八番の攻撃、スクラムで反則を奪ってモールでトドメ

[ 2021年10月30日 17:54 ]

ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節第1日   近大62―35関学大 ( 2021年10月30日    大阪市・鶴見緑地球技場 )

<近大・関学>前半、関学ディフェンスを振り切り突進し逆転のトライを決める近大・中洲(撮影・後藤 正志)
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 前節で初黒星を喫した近大が、トライの山を築いて再スタートを切った。

 前半はFWで主導権を握った。トップリーグが争奪戦を繰り広げたプロップ紙森陽太(4年)を中心に、1年生プロップ稲葉巧、フッカー金子隼(4年)も存在感があるスクラムで、関学大から3つの反則を奪った。そこからタッチに蹴り出して敵陣深くに侵入し、ラインアウトからモールで押し込むのが十八番。7―7の前半27分、その得意パターンで12人のモールを組み、勝ち越しトライを挙げた。敗れた京産大戦で不在だった体重117キロのロック松永正喜(2年)が復帰したことも、スクラムの安定につながった。

 22―21で入った後半は、バックスを中心にボールがよく動き、6トライを挙げた。前半に目立った不用意な反則も減ったこともあって、リーグで唯一未勝利の関学大を圧倒した。

 中島総監督は「京産大戦でセットプレーが安定していなかった。スクラムとラインアウトで、マイボール100%の獲得を目指した」と前節からの修正に手応え。ただし、天理大、同大を1トライに封じた堅守にほころびが生じ、「いとも簡単にトライを許すケースがあった」と守備面に課題を挙げた。

 これで3勝1敗。合計9トライを挙げて4トライ以上のボーナス1点付きの勝利を収め、通算勝ち点を14に伸ばした。前節終了時点での順位は4位。

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2021年10月30日のニュース