キム・ハヌルが引退　今後は解説など「ゴルフ以外のことにもチャレンジしたい」

21日開幕　マスターズGCレディース

ドライビングレンジで談笑するキム・ハヌル（撮影・井垣　忠夫）
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　延田グループとマネジメント契約を結んでいるキム・ハヌル（32＝韓国）が18日、現役引退を発表した。この日、会場で取材に応じ「今まではゴルフだけをやってきたけど、それ以外のことにもチャレンジしたいと思いました。今がベストなタイミングだと感じています」と語った。

　11年から2年連続で韓国ツアー賞金女王に輝き、15年から日本ツアーに本格参戦。ツアー通算6勝を挙げ「スマイルクイーン」として親しまれたが、17年を最後に勝利からは遠ざかっていた。今後は解説などゴルフ関連の仕事に挑戦する意向で、母国の韓国だけでなく「日本でもチャレンジしたい」と明かす。

　延田グループが主催する今大会を引退試合に選んだ。それは支え続けてくれた同グループへの恩返しの思いから。「私が一番つらいときに、声を掛けて助けていただいた」。そして、ファンへの感謝の気持ちも強い。有観客で開催されるだけに、「私の持っている全部を吐き出す覚悟。目標は上位ですけど、楽しいプレーを見せられたら」。晴れやかな表情で、最後の戦いへの意気込みを口にした。