バレー男子・ブラン新監督が就任会見「東京五輪を超える素晴らしい結果を残したい」

[ 2021年10月19日 17:36 ]

監督就任会見に臨んだフィリップ・ブラン氏
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 バレーボール男子日本代表の監督に就任したフィリップ・ブラン氏(61)が19日、母国のフランスからオンラインで就任会見に臨んだ。中垣内祐一前監督(53)の下、17年からコーチを務め、今夏の東京五輪では8強入りに貢献。3年後に控える24年パリ五輪へ向け「重要な任務を任されて光栄に思う。東京五輪を超える素晴らしい結果を残したい」と誓った。

 これまで、戦術や選手起用などを担ってきたブラン氏は、5年間で海外と日本の特長を融合させたスタイルを構築し「日本の文化、日本式のプレーは既に体得してきた」と熟知している。

 その上で、強化ポイントに挙げたのはアタックとディフェンスだ。「一つ目はブロック、二つ目はディフェンス後のアタックが大事。もっともっとテクニック面を伸ばす必要がある」と指摘。今季から日本代表の主将を務めた石川祐希(25=ミラノ)も、9月のアジア選手権後に「そこ(ブロック)で点を取ることができるようになったら、高さのある選手と張り合える。重点的に取り組んでいきたい」と語っていた。

 目標は東京五輪での8強を超えることを見据えているが、「何より大事なことはパリ五輪出場権を勝ち取ること。もしかすると、パリ五輪で結果を残すことより、出場権を勝ち取ることが、もっと難しいことだと思っている」とブラン氏。既に石川はイタリアでのシーズンが開幕し、日本では今季のVリーグがスタート。まずは来年の世界選手権(ロシア)へ向けて準備を整えていく。

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2021年10月19日のニュース