ナニワの“おっさん”司令塔クーパー「タフな試合に」ラグビー日本代表を警戒

[ 2021年10月19日 15:19 ]

オンライン取材に応じるオーストラリア代表のクウェイド・クーパー(左)とフォラウ・ファインガ
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 ラグビー・オーストラリア代表のSOクウェイド・クーパー(33)とフッカーのフォラウ・ファインガ(26)が19日、今月23日の日本代表戦(昭和電工ドーム大分)に向けて滞在中の大分県内からオンライン取材に対応。19年から花園近鉄ライナーズでプレーするベテランのクーパーは「日本のラグビーはボールが動き、ペースが速い。この週末もタフな試合になるだろう」と警戒した。

 ニュージーランド生まれながら10代の頃からオーストラリアで才能を発揮してきたクーパーだが、17年を最後にワラビーズに招集されず、19年9月に近鉄(当時)入り。今夏、4年ぶりに招集されると、ラグビーチャンピオンシップの南アフリカ第1戦では逆転サヨナラPGを含む23得点を挙げ、19年W杯王者撃破の立役者となった。復帰後は4戦連続で10番を背負い、チームも4連勝と上昇気流に。日本との対戦も「毎回の練習で個人とチームが成長するように心掛けている。その気持ちで練習することが結果につながる。日本戦でも同じ姿勢で臨みたい」と気を引き締めて臨む考えだ。

 チームの同僚にはともにWTBのシオサイア・フィフィタ、セミシ・マシレワがおり、23日は別のジャージーを着て対戦する可能性が高い。いずれも高い身体能力をスピードを兼ね備えるランナーだけに、「驚くべきプレーをする」と警戒。他にもオーストラリア出身のジャック・コーネルセン、ベン・ガンター(ともに埼玉パナソニックワイルドナイツ)の名前を挙げ、「コーネルセンは素晴らしいディフェンダー。チームマンとしても素晴らしい。ガンターは素晴らしいアスリートで、ポテンシャルがある。対戦をしたいね」と待ち望んだ。

 19年W杯代表のファインガも、「素晴らしい選手がいて、速いラグビーをする。今週末も油断できない試合になる。われわれも持ち味を出し、いいラグビーをしないといけないと話し合っている」と警戒。世界ランキング10位と格下の日本だが、容赦なく打ちのめす準備を整えている様子だった。

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2021年10月19日のニュース