村上茉愛、床で暫定トップ「すごく楽しかった」体操・世界選手権開幕

[ 2021年10月18日 20:40 ]

体操・世界選手権第1日 ( 2021年10月18日    福岡・北九州市立総合体育館 )

 女子予選を終え、笑顔で引き揚げる村上
Photo By 代表撮影

 今大会での現役引退を示唆している村上茉愛(日体ク)が、女子予選で好演技を披露した。

 東京五輪で銅メダルを獲得した床運動は、14・166点で全10班中、この日行われた7班終了時点で暫定トップ。無観客だった五輪とは違って有観客での開催で、「お客さんがいることの幸せを感じた。すごく楽しかった」と振り返った。

 今月5日に痛めた左足首は万全には程遠く、1種目目で13・400点だった平均台の着地後は顔をゆがめた。それでも、次の床運動でH難度「シリバス」を決めるなど躍動した。

 開幕前から「これが最後かな」と言うなど、今大会が現役最後となることを示唆。万感の思いを込める舞台だからこそ、「自分のためではなく、人のために演技したい」と力を込める。床運動の決勝は24日。「メダルを狙いにいく一択なので。最高の演技をしたい」とラストダンスを見据えた。

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