2週連続V狙う渋野日向子 復活優勝の味は「カレーせんべい。ちょっと辛くておいしい」

[ 2021年10月14日 18:39 ]

練習ラウンドでバンカーショットがうまくいきバンザイする渋野日向子(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフの富士通レディースは15日から3日間、千葉・東急セブンハンドレッドクラブで開催される。自身初の2週連続優勝を狙う渋野日向子(22=サントリー)は14日、練習ラウンドを行い最終調整した。

 大会初出場の渋野は、天候が良くなかった前日は練習だけで済ませ、この日18ホールを回り、入念にコースをチェック。その後は練習場で約1時間打ち込み、パット練習で締めくくった。コースの印象については「グリーンがかなり速い。ラフは長くないけど、根が強そうで入れたら難しい」と話した。

 優勝スコアについては「先週より出そう。(2桁アンダーに)もっていかないといけない」と予想。ファンに見てもらいたいプレーとしてドライバーショットを挙げ「ドライバーが振れてきている。春とは飛距離も変わっているので、そこを見てほしい」と話した。

 先週のスタンレー・レディースでツアー通算5勝目を挙げた。1年11カ月ぶりに手にした勝利を「どの優勝もうれしかったけど、初優勝とか、全英の優勝に比べると、すごく考えることの多い優勝だった。私の中で一番感慨深い出来事だったかな」と振り返った。

 「苦しい時期を乗り越えての優勝はどんな味だった?」と聞かれると「カレーせんべい。ちょっと辛くておいしい」と茶目っ気たっぷりに答えた。

 初の2週連続優勝については「何も考えていない。今まで通り予選通過すること。目の前の1打1打に集中する」とだけ話した。

 12月2日からの米ツアー最終予選会を受験する渋野は大王製紙エリエール・レディース(11月18~21日、愛媛)後に渡米するプランだった。先週の優勝で今季最終戦ツアー選手権リコー杯(11月25~28日、宮崎)の出場権を得たが「出るか出ないか今のところ考え中」と日程を検討中であることを明かした。

 いずれにしても大王製紙エリエール・レディースまでは全6試合に出場する意向。「理想は毎週上位で終えること。今(4週連続)トップ10を続けているので、トップ10以内をずっと続けていけたらいい」と新たな目標を掲げた。

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