白鵬、年寄「間垣」襲名へ 過去の問題行動を踏まえて厳しい意見も 定例理事会

[ 2021年9月30日 05:30 ]

照ノ富士を下し、45度目の優勝を果たした白鵬。これが現役最後の一番となった
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 日本相撲協会は29日、現役引退を届け出た横綱・白鵬(36=宮城野部屋)の引退を承認する見込みの定例理事会を翌日に控え、東京都・両国国技館で年寄資格審査委員会を開いた。出席者によると、年寄「間垣」の襲名を目指す白鵬に対し、過去の問題行動を踏まえて厳しい意見も出たという。著しい実績を残した力士が引退後に現役名のまま親方になれる「一代年寄」については議論がなかった。

 親方衆5人と外部委員1人で構成される同委員会は、親方になるために必要な年寄名跡襲名について議論を集約し、理事会に報告する。ある出席者は、白鵬の年寄襲名に「(賛成で)全会一致ではないけど否決もされていない。決めるのは理事会。否決はされないだろう」との見解を示した。

 また、白鵬のしこ名が、九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)の番付表にも記載されることがこの日の番付編成会議で決まった。この日、発表された引退力士のリストに白鵬のしこ名が入っておらず、同日時点で現役の扱いのため。

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2021年9月30日のニュース