バレー男子日本代表・石川祐希「非常に悔しい」 主将として決意新た「最後の1点、2点を取りきる力を」

[ 2021年9月20日 05:30 ]

バレーボール男子アジア選手権のイランとの決勝を終え、引き揚げる中垣内監督(右)。左は石川に声を掛けるフィリップ・ブラン・コーチ(共同)
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 2017年以来2大会ぶり10度目の優勝を狙った日本は前回覇者のイランに0―3とストレート負けを喫し、準優勝だった。絶対的エースで主将の石川祐希(25=ミラノ)がチーム最多タイの16得点を挙げたが、力及ばず。第1セットと第3セットではジュースまで持ち込むも、相手オポジット(セッター対角)のザベル・カゼミらによる力強い攻撃に屈した。

 要所での1点が遠かった。第3セットは両軍の激しい攻防が続き、日本は懸命にジュースまで持ち込んだが、最後は29―31。決定力を欠き、石川は「非常に悔しい。追いついても、取り切ることができなかった」と肩を落とした。

 実力差も明確だった。イランはブロックが9本でサービスエースは6本だったが、日本はともに2本ずつ。石川は「サーブミスも多かった。ブロックは強化してきたけど、なかなか発揮することができなかった。さらに課題だなと感じている」と痛感した。

 これで今季の日本代表の活動は終了した。石川は4月に日本代表の新主将に就任。コート内外問わず、チームの中心として東京五輪では8強入りに導くなど、まさに柱だった。だが、結果に満足することはない。五輪準々決勝でブラジルに敗れて「悔しい気持ち」とともに、「やはり実力がまだまだ足りない」と実感。今大会では「(来年の)世界選手権(ロシア)、(24年)パリ五輪につながる大会。アジアで勝たないと世界では勝てない」と口にしてきた。それだけに「(アジア頂点という)タイトルを獲れなかったことは反省」と唇をかんだ。

 それでも、主将として戦った経験は大きい。「成長できたなと思っている。勉強になった」と手応えもある。今後は3年後のパリ五輪で成長した姿を示すため、再び歩み始める。まずは10月10日に開幕するイタリアでの新シーズンへ向けて所属チームのミラノに合流する。来年の世界選手権、そしてその先のパリへ。龍神ニッポンのエースは「最後の1点、2点を取りきる力を全員が持たないといけない」と胸に刻んだ。

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