ボッチャ杉村英孝が接戦制し決勝進出「しびれました」 個人では日本勢初メダル確定

[ 2021年8月31日 18:52 ]

東京パラリンピック第8日 ボッチャ ( 2021年8月31日    有明体操競技場 )

<パラリンピック ボッチャ>勝利し銀メダル以上を確定させ、観客席に笑顔でガッツポーズする杉村(撮影・木村 揚輔)
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 個人(脳性まひBC2)準決勝で世界ランキング2位の杉村英孝(39=伊豆介護センター)がマシエル・サントス(ブラジル)を3―2で下し、個人種目の日本勢では初のメダルとなる銀メダル以上を確定させた。

 12年ロンドン大会覇者の難敵を接戦の末に下した。2―2で迎えた最終エンドの最終6投目。5投目をミスして追い込まれた中、ジャックボール(目標球)にピタリと寄せて土壇場で1点をもぎ取った。勝利を確信して何度もガッツポーズ。「本当にしびれましたね。準決勝の良い舞台でサントス選手と試合をさせてもらったことに感謝したいし、ファイナル進出を素直に喜びたい」と目尻を下げた。

 同日のスロバキア選手との準々決勝は終始主導権を握って快勝。準々決勝で散った16年リオデジャネイロ大会から「過去の自分に勝つことをテーマにやってきた」という壁を破って勢いに乗った。9月1日の決勝へ「特別な舞台ですけど目の前の試合一つ一つを大切にしたいというのは変わらない。チャレンジャーな気持ちで戦いたい」と力を込めた。

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2021年8月31日のニュース