ロゲIOC前会長が死去　79歳　20年五輪開催都市「TOKYO！」を発表

13年の総会で、2020年五輪の開催都市を東京と発表するIOCのロゲ前会長（AP）
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　国際オリンピック委員会（IOC）は29日、ジャック・ロゲ前会長が死去したと発表した。79歳。死因や死亡日時は未発表。2001年から13年まで第8代会長を務め、20年夏季五輪・パラリンピックの開催都市を選定した13年のIOC総会で「TOKYO！」と投票結果を発表した。

　ベルギーのヘント出身。セーリングのベルギー代表として1968年メキシコ五輪から3大会連続出場。ラグビー同国代表でもプレーした。肥大化した大会の簡素化など掲げ、05年に野球、ソフトボールの除外、09年にはラグビー7人制とゴルフの採用を決めた。
　元整形外科医で、ドーピング問題には妥協のない姿勢で臨んだ。バッハ会長は「偉大な友人で、スポーツの熱烈なファンだった彼の死を、五輪運動に関わる人全てが深く悼む」と談話を発表した。