ホークスが2勝2敗 ヤング離脱も快勝 バックスのアデトクンボは左膝を負傷して途中退場

[ 2021年6月30日 12:15 ]

第3Q、ホークスのカペラと接触したあとに左脚を痛めたバックスのG・アデトクンボ(AP)
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 NBA東地区決勝の第4戦が29日にジョージア州アトランタで行われ、第5シードのホークスが110―88(前半51―38)で第3シードのバックスを下して2勝2敗。今ポストシーズン15試合で平均29・8得点を挙げながら第3戦で右脚を痛めたガードのトレイ・ヤング(22)を欠く布陣だったが、一度もリードを許すことなく最大25点差をつけて逃げ切った。

 シックスマンを過去3回受賞しているベテランのルー・ウィリアムス(34)がヤングに代わって先発し、35分の出場でチーム最多の31得点と8アシストをマーク。ボグダン・ボグダノビッチ(28)は6本の3点シュートなどで20得点を稼いでヤングの穴を埋めた。

 2018年と19年の両シーズンでリーグのMVPとなったバックスのヤニス・アデトクンボ(26)は52―62で迎えた第3Qの4分すぎ、ウィリアムスからクリント・カペラ(27)をターゲットにしたアリウープを防ごうとした際、カペラに接触して左膝を負傷。兄のタナシス・アデトクンボ(28)に支えられてロッカールームに引き揚げた。

 このあとプレー続行不能となったアデトクンボは14得点どまり。今プレーオフに入って成功率が68・5%から55・1%に成功率が低下していたフリースローは3本すべて失敗し、そのうち2本はエアボールだった。

 ドリュー・ホリデー(31)は19得点と9アシストを記録したが、第3戦で38得点をたたき出していたクリス・ミドルトン(29)は3点シュートを7本すべて失敗して16得点。アデトクンボを失ったあと、東京五輪の米国代表コンビはチームを立て直すことができなかった。

 第5戦はバックスの地元ミルウォーキー(ウィスコンシン州)で開催されるが、アデトクンボの今後の出場は微妙。東地区決勝では両チームの大黒柱がそれぞれ負傷でダウンするという異例の事態になっている。

 <東地区決勝の結果と日程>
 ▼第1戦(23日=ミルウォーキー)●バックス113―116〇ホークス
 ▼第2戦(25日=ミルウォーキー)〇バックス125―91●ホークス
 ▼第3戦(27日=アトランタ)〇バックス113―102●ホークス
 ▼第4戦(29日=アトランタ)●バックス88―110〇ホークス
 ▼第5戦(7月1日=ミルウォーキー)
 ▼第6戦(7月3日=ミルウォーキー)
 ▼第7戦(7月5日=フェニックス)
 *日付は現地時間。第7戦の実施は結果次第

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