古川雄大 1差4位発進 パット絶好調!6バーディー

[ 2021年6月10日 10:01 ]

AbemaTVツアーLANDICチャレンジ第1日   福岡県糸島市 芥屋ゴルフ倶楽部=7186ヤード、パー72 参加選手148人(うちアマ1人)優勝賞金270万円

<LANDICチャレンジ第1日>で首位に1打差の4位と好スタートを決めた古川
Photo By スポニチ

 福岡県出身で前週のメジャー戦、日本ゴルフツアー選手権森ビルカップで2位に入った古川雄大(ゆうき、23=フリー)が6バーディー、2ボギーの4アンダー、68でフィニッシュ。首位に1打差の4位タイ発進。地元でAbemaTVツアー初勝利を狙う。首位には5アンダー、67で安本大祐(34=テラモト)、西山大広(23=フリー)、桂川有人(22=フリー)が並んだ。

 ツアー選手権2位でブレイクを果たした古川が“がい旋試合”で好発進した。「先週いいプレーができたので余裕を持って回れた。コースが広く見え、グリーンを外してもパットを入れればいいと思いあわてなかった」。3つのパー5を含め6バーディー(2ボギー)を奪い、首位に1打差につけた。

 好調さの要因はパッティングにある。「選手権の練習ラウンドで大学の先輩プロ、冨永大誠さんからアドバイスをもらった」。パットの際にインパクトが緩みがちだと指摘されしっかりコンタクトすることを心がけて優勝争いにつなげた。今大会も難しい高麗グリーンを緩まないパッティングで攻略している。

 福岡第一高から東海大九州を経て昨年11月のプロテストに合格。12月のPGA新人戦で8ホールに及ぶプレーオフの末に初優勝しツアー選手権では2位賞金1500万円を獲得。賞金ランキング27位でレギュラーツアーの来季シード権獲得も見据える。21年初参戦のAbemaTVツアーは「先週の成績があってしかも地元の試合。絶対に勝ちたいし勝たなきゃいけない」。メジャー戦2位の古川から早くも優勝宣言が飛び出した。

 ○…首位に立った安本は「後半途中までよかったけど、15番(パー5)で3パットして流れが止まった。悔しいラウンドだった」と残念がった。14番までに6バーディーを奪ったが15番のボギーで勢いがストップ。それでも「ショットが不調だったがしっかり振り抜くことでよくなった」と手応えもある。1メートル75、55キロとスリムな34歳は残り2日間「一打、一打に集中していきたい」と意気込んだ。

 ▼1位・桂川有人 15番イーグルで流れに乗れた。初日首位は初めて。勝ちたいですね。(1イーグル、5バーディー、2ボギー)
 ▼1位・西山大広 芥屋は初めてだが出身の香川で高麗グリーンをよく回った。とまどいはなかった。(最終18番イーグルで浮上)
 ▼4位・副田裕斗 バンカー改造で僕の飛距離ならちょうど入るようになって難しくなった。高麗グリーンも読みにくい。(4、18番でイーグル奪う)
 ▼29位・石塚祥利 所属コースなので前半は緊張した。後半はこれ以上落とせないと気合いを入れた。(18歳新人プロは37・34)

 (第1日の上位成績)
―5(1)安本大祐
  (1)西山大広
  (1)桂川有人 67
―4(4)副田裕斗
  (4)古川雄大 68

続きを表示

2021年6月10日のニュース