藍さん太鼓判 笹生の世界ランク1位「達成するんじゃないか」

[ 2021年6月10日 05:30 ]

19年6月16日、サントリーレディースでベストアマに輝いた笹生優花(左)と宮里藍さん
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 女子ゴルフの元世界ランク1位・宮里藍さん(35=サントリー)が海外メジャーの全米女子オープンで史上最年少優勝を飾った笹生優花(19=ICTSI)の世界ランク1位獲得に太鼓判を押した。宮里さんは10日開幕の国内女子ツアー、宮里藍サントリー・レディース(兵庫・六甲国際GC、6517ヤード、パー72)で大会アンバサダーを務める。

 その名前を冠したこの大会は世界への登竜門としてアジア・パシフィックの将来性の高いアマチュアに門戸を開放してきた。全米女子オープンを制した笹生も17、19年にベストアマチュアに輝いている。日本女子初の世界ランキング1位を経験した宮里さんは、こう、太鼓判を押した。

 「そう遠くない未来にそこ(世界ランク1位)は達成するんじゃないかと思います」

 当時17歳の笹生にベストアマのトロフィーを手渡したのは2年前。「将来、楽しみだなとは見てたんですけど、あっという間に2年たってメジャーチャンピオンになるっていう。彼女のポテンシャルの凄さだし、どんなふうに進化、成長していくのか楽しみ」。宮里さんは「アマチュアが一つ一つ成長してメジャーチャンピオンになっていくのは凄く重要な流れ」とこの大会の意義を強調したが、笹生の優勝はその流れを超越する快挙だった。

 宮里さんは30歳までに全米女子オープンを勝つことを目標に20歳で米国に渡ったが、果たせなかった。その背中を見てプロを目指した笹生が、かなえた。12年間、米国でメジャー制覇を夢見て努力を重ねた宮里さんが言った「世界1位」の“予言”には重みがある。

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