橋本聖子会長 国内観客上限は政府基準に則るも「全く違った視点で考えていくべきもの」

[ 2021年6月4日 18:21 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が4日、都内で定例会見を行った。

 大会の国内観客上限について組織委は6月20日の緊急事態宣言明けまで判断を先送りしているが、橋本会長はプロ野球やJリーグなどの国内大会の検証を踏まえた上で「日常的に行われるスポーツとでは全く違った視点で考えていくべきものだと考えている」との見解を示した。一方で政府が定める大規模イベントの基準に沿って「まずは政府が示す観客数、上限の規模に則って決めたい」とし、「組織委員会がどんなに努力をしても抑えることができない人流で起こるであろう感染拡大は政府、東京都と連携してどのように抑えるかが必要。医学的、科学的知見を元に示していかなければ。過去の大会の検証もしながら、五輪は特別であると考えながらデータを出していかないといけない」と述べた。

 五輪、パラリンピックの観客数については、東京都医師会の尾崎治夫会長らが国内イベントとの規模感の違いについて指摘している。

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2021年6月4日のニュース