内藤雄士の90切りゴルフ【第9回 ミスしないバンカーショット】

[ 2021年6月4日 12:00 ]

内藤雄士コーチ(右)と野田すみれ
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 第9回はバンカーショットについてです。一つ間違えると大叩きすることもあるだけに、90切りを目指す人は確実な脱出方法をマスターしておきたいところです。内藤雄士コーチによれば、大切なのはアドレスで、グリップエンドの向き、重心位置の2つを注意するだけで、成功率が大きく変わるとのこと。まずは正しいアドレスで構えてみましょう。アシスタント役を世界ジュニア元日本代表でタレント活動でも人気の野田すみれさんが務めます。

 内藤 野田さんはバンカーショットに対して苦手意識はありますか?

 野田 実はけっこう得意なんですよ。

 内藤 気をつけているポイントを教えてください。

 野田 ボールの近くに立って、アウトサイドインのスイング軌道で打つことですね。

 内藤 なるほど。それも間違いではありませんが、今回はアベレージゴルファーにお勧めの打ち方を紹介します。大切なのはアドレスです。ボールの手前にある砂を爆発させ、その勢いでボールを出したいので、まずは砂を爆発しやすい態勢をつくります。

 野田 具体的には、どのようにすればいいのでしょうか?

 内藤 グリップエンドを自分のヘソに向けます。グリップエンドが体の左サイドを指すと、ハンドファーストの構えになるので、リーディングエッジから砂面に当たります。これだと砂を爆発できません。ソールから砂面に当てるためにも、グリップエンドをヘソに向けましょう。さらに、スタンスを肩幅ほどに広げ、重心をグッと下げます。

 野田 フェースはどの程度開けばいいのでしょうか?

 内藤 トーが自分から見て時計の12時30分から1時を指す程度に開けば十分です。

 野田 私はアドレスでハンドファーストに構えていたのですが…。

 内藤 おそらく野田さんの場合、アウトサイドインのカット軌道に振ることで、ソールから砂面に当てていたのでしょう。ただ、アベレージゴルファーには難しい打ち方なので、やはりグリップエンドをヘソに向ける構えの方をお勧めしたいですね。

 野田 クラブはどれぐらいの長さで持てばいいのでしょう?

 内藤 重心位置を低くするので、クラブは短めに持ってください。グリップエンドから指が2、3本余るくらいですね。ただし、重心位置が高いままクラブを短く握ると、ヘッドがボールの下に入らず、トップが出るので要注意です。あとは、スイング中に体が起き上がらないように、アドレスでつくった膝の角度をキープしておくことが大切です。

 野田 実際にその打ち方を試してみると、自分の打ち方よりもめちゃくちゃ簡単に感じます。ちなみに、30~40㍎の距離のあるバンカーも同じ打ち方でいいんですか?

 内藤 全く同じ打ち方で構いません。ただ、極端にクラブを短く持つとボールが飛ばないので、グリップエンドから指を2本余らせる程度に抑えましょう。また、クラブをサンドウエッジからアプローチウエッジに替えるだけでも、飛距離は10ヤードほど伸びます。この場合も通常のバンカーショットと同じ打ち方になります。グリップエンドをヘソに向け、重心を落とし、体が伸び上がらないようにスイングするだけです。

 (取材協力・千葉国際カントリークラブ【PGM】)
 
 ◆内藤 雄士(ないとう・ゆうじ)1969年(昭44)9月18日生まれ、東京都出身の51歳。日大ゴルフ部出身。米サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学び、98年からプロを教えるプロコーチとして活躍。丸山茂樹の米ツアー優勝に貢献し、矢野東、谷原秀人ら多くのトッププロを指導。

 ◆野田 すみれ(のだ・すみれ)1999年(平11)2月8日生まれ、東京都出身の22歳。日本女子大卒。3歳でゴルフを始め世界ジュニアの日本代表に10年から3度選出。11年にハワイ・パールオープン・ジュニアで優勝。1メートル57。

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