レイカーズのデービスがまた負傷 ペットボトルを投げ入れたセルティクスのファンは逮捕

[ 2021年5月31日 13:02 ]

ペットボトルを投げ入れて逮捕されたセルティクスのファン(AP)
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 NBAは30日に1回戦の4試合を行い、昨季の王者で今季は西地区の第7シートでポストシーズンを迎えているレイカーズは地元ロサンゼルスで2位サンズに92―100(前半50―54)で敗れて2勝2敗。レブロン・ジェームズ(36)は25得点と12リバウンドをマークしたが、アンソニー・デービス(28)は第2Qの終了間際に左脚の付け根を痛めて後半は出場しなかった。同選手は脚の故障で今季はすでにレギュラーシーズンの半分に相当する36試合を欠場。第5戦は6月1日に敵地フェニックス(アリゾナ州)で行われるが、ジェームズとともにチームを支えてきたデービスの出場は微妙になっている。

 サンズはホーム・アドバンテージを再奪取。プレーオフのロードで白星を挙げたのは2010年5月9日のスパーズ戦(テキサス州サンアントニオ=西地区準決勝第4戦)以来、11年ぶりとなった。

 東地区第2シードのネッツは敵地ボストン(マサチューセッツ州)で第7シードのセルティクスを141―126(前半73―60)で下して3勝1敗。7年ぶりのシリーズ制覇に王手をかけた。

 ケビン・デュラント(32)が42得点、カイリー・アービング(29)が39得点を稼ぎ、2人ともフリースローは11本すべて成功。ジェームズ・ハーデン(31)も23得点と18アシストをマークしており、同一チームの3選手の1試合における合計得点(104)としてはリーグ最多タイとなった。

 ただし試合終了後、2017年から2季セルティクスに在籍していたアービングがロッカールームに引き揚げようとしたとき、スタンドにいたセルティクスのファンが通路にいたアービングにペットボトルを投げ入れて場内は騒然。このファンは警察官に連れられて退席させられたあとに逮捕された。

 今プレーオフではファンによる“暴挙”が各地で多発。ウィザーズのラッセル・ウエストブルック(32)は76ersのファンにポップコーンを頭にふりかけられ、ホークスのトレイ・ヤング(22)はニックスのファンにツバを吐きかけられるなど、無観客が解除されたとたんに問題を引き起こすファンが続出している。

 セルティクスでは28日の第3戦で50得点を挙げたジェイソン・テータム(23)が40得点。しかしケンバ・ウォーカー(31)が左膝、ロバート・ウィリアムス3世(23)が左足首を痛めて欠場するなど、故障者続出で苦しい状況に追い込まれた。

 東地区第5シードのホークスは、1万6458人(収容能力の97%)が詰めかけた地元ファンの前で第4シードのニックスを113―96(前半53―49)で振り切って3勝1敗。4季ぶりの1回戦突破にあと1勝と迫った。

 NBA3季目で初のポストシーズンを迎えているヤングは27得点と9アシストをマーク。プレーオフでのデビューから4試合を終えたところで平均27・5得点、10・0アシストとなったが、この条件下で「平均25得点+10アシスト以上」をクリアしたのは、ステフィン・カリー(現ウォリアーズ)、ケビン・ジョンソン(元サンズ)、オスカー・ロバートソン(元ロイヤルズ)に次いで史上4人目となった。

 西地区第4シードのクリッパーズは敵地ダラス(テキサス州)で第5シードのマーベリクスに106―81(前半61―45)で快勝して2勝2敗。カワイ・レナード(29)が29得点と10リバウンドを記録してホーム・アドバンテージを取り戻した。

 <30日の結果>
 ▼東地区1回戦
(2)ネッツ(3勝1敗)141―126(7)セルティクス(1勝3敗)
(5)ホークス(3勝1敗)113―96(4)ニックス(1勝3敗)
 ▼西地区1回戦
(2)サンズ(2勝2敗)100―92(7)レイカーズ(2勝2敗)
(4)クリッパーズ(2勝2敗)106―81(5)マーベリクス(2勝2敗)
 *カッコ内の数字は地区全体順位

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