勝みなみ「お待たせしました」2年ぶりV 母がキャディーでツアー初 6.3開幕全米女子OPに弾み

[ 2021年5月31日 05:30 ]

女子ゴルフツアー リゾートトラスト・レディース最終日 ( 2021年5月30日    愛知県 セントクリークGC=6605ヤード、パー72 )

キャディーを務めた母・久美さん(左)と優勝カップを手に笑顔の勝みなみ(撮影・椎名 航)
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 首位と1打差の2位から出た勝みなみ(22=明治安田生命)が3バーディー、1ダブルボギーの71で回り通算9アンダーで逆転、19年中京テレビ・ブリヂストン・レディース以来2年ぶりのツアー5勝目を挙げた。22歳333日での5勝到達はツアー歴代9位の年少記録。勝は31日に渡米し、海外メジャーの全米女子オープン(6月3日開幕、カリフォルニア州)に出場する。

 「お待たせしました。やっと勝てました」。2年ぶりの優勝インタビューで勝らしい無邪気な笑顔がはじけた。

 「優勝できるとは思っていなかった。順位よりやるべきことを意識しながらやった」

 1打差の2位で出たが(1)弧の大きなスイングをする(2)パットでリズムと目線に気をつける。2つの課題をクリアすることに集中した。1番のダブルボギーで後退したが、5、6番の連続バーディーで単独首位に立ち、15番で1メートルにつけて差を広げた。18番でボードを見るまで首位にいることも知らなかった。

 高校1年時にアマチュアでツアー初優勝を果たすなど98年度生まれの黄金世代をけん引した。しかし19年を最後に勝利から遠ざかった。「何をしてもうまくいかない。不安が大きくティーグラウンドに立つと“今日もゴルフをしないといけないのかな”と思った」

 昨年1月、ケガ防止を目的に週3回のトレーニングを始めた。でん部を中心に全身を鍛えた結果、平均飛距離が250ヤードから260ヤードに伸びた。ただ、副作用として感覚にずれが生じる。

 スイング動画を撮影し、好調時の動画と見比べるのが日課になった。風呂上がりに裸でスイングを始めて母・久美さん(54)から服を着るように注意されたこともある。勝は「ゴルフがめっちゃ好きなんです。携帯で自分のスイングばかり見ている」と笑った。

 会見では来年の米ツアー出場予選会に挑戦するプランを明かした。次週は全米女子オープンに出場する。「(日本と海外)両方でメジャーに勝ちたい。飛距離も伸びたので全米(女子オープン)も楽しみ」と新たな標的に照準を合わせた。

 【おにぎりで励まし 母・久美さん喜び】勝のバッグを担いだのは母・久美さん。今年2度目の“登板”で優勝キャディーになるのは15年日本女子アマチュア選手権以来でツアーでは初。この日は鹿児島産かつおでんぶと梅の果肉をまぶしたおにぎり計5個を用意し、ラウンド中は弱気になりそうな娘を励まし続けた。「練習とトレーニングを頑張ってきたのでいつか良くなると思っていた。全米の週に安心して渡米できるのがうれしい」と話した。

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