清水聖義太田市長、ソフトボール豪代表の来日歓迎「コロナを持ってくることは100%あり得ない」

[ 2021年5月31日 12:49 ]

群馬県太田市の清水聖義市長    
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 群馬県太田市の清水聖義市長(79)が31日、市役所本庁舎内で定例記者会見を行い、東京五輪に参加するソフトボールのオーストラリア代表の事前合宿について「来てくれて、単純にうれしい。健康な方々が来る。彼女たちがコロナを持ってくることは100%あり得ない。日本人が彼女たちに迷惑をかけることがないようにしたい」と語った。

 延期決定後、大会に向けて来日する海外のチームとしては第1号。6月1日に来日し、7月17日までの47日間で合宿を行う。受け入れ人数は、監督、選手、スタッフを含めて33人で、すでに全員がワクチン接種済み。太田市運動公園野球場で、ビックカメラ高崎や東海大学との練習試合を中心に活動する。滞在費については6月中がチーム側、7月は太田市の負担で1500万円程度としている。

 新型コロナウイルス感染対策として毎日、監督、選手、スタッフはPCR検査を受ける。宿泊先のホテルの従業員、市の職員は国が定める指針に沿って検査。1メートル以内で15分以上接触する可能性がある場合は毎日、1メートル以内で15分未満の接触の可能性がある場合は4日に1回としている。市の関係者によると、現時点で毎日の検査が必要とされているのは、ホテル関係者が40人、市の職員は13人を予定しているという。また、対戦チーム、審判なども検査対象。試合3日前に検査し、前日までに陰性を証明する必要がある。

 ホテルでは一般客との動線を分けており、選手が頻繁に使用する客室やミーティングルーム、食事会場は貸し切り。オーストラリア代表が宿泊するエリアに一般客が入らないように警備員の配置も検討しているという。練習試合については県の規制に基づいて観客を制限する。

 清水市長は「相手は健康なワクチンを打って、来てくれる人たち。犯罪者、感染者のような扱いはしたくない」と強調。「安心して練習ができるように体制を整えていきたい。歓迎して最大限の努力をしたい」と語った。

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2021年5月31日のニュース