田村の叱咤激励で初代表 SH荒井「エキサイティングなラグビー見せる」ラグビー日本代表合宿

[ 2021年5月29日 15:48 ]

27日に大分県別府市で報道公開された練習で、ボールゲームを行うラグビー日本代表の荒井康植(中央)
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 大分県別府市で合宿を行っているラグビー日本代表のSH荒井康植(28=キヤノン)が29日、オンラインで取材に応じ、「明日(30日)から本格的に始まるが、代表経験がないので、いち早くチームにコミットできるよう、課題、役割をコーチ陣と話してフィットしたい」と意欲を示した。

 荒井は36人中13人いるノンキャップ選手の1人。NDS(将来の日本代表候補)に招集された経験はあるが、正規の代表招集は初めて。帝京大時代も1学年上の流大(サントリー)、3学年下の小畑健太郎(神戸製鋼)の陰に隠れがちだったが、今季途中から田中史朗を押し退けて9番に定着し、チームの8強入りの原動力となった。

 1メートル75、80キロと日本のSHの中では比較的体格があり、「強みは速いパスワーク。自分らしさを発揮して、エキサイティングなラグビーをお見せしたい」と抱負。今季、キヤノンでもハーフ団を組んだSO田村優からは「“キヤノンはSHだからと言って体を張らない、というのはない”と言われた。特にディフェンス面。自分にとっても課題だったので意識して、試合でも良くなった」と、田村に叱咤激励を受けて成長したことを明かした。

 帝京大時代には1学年後輩のSO松田力也(パナソニック)とのコンビ経験があるのも大きなアドバンテージ。「2人とも上からというか、(グラウンドを)俯瞰して見ている。的確な指示があり、凄く頼れる存在」と話し、コンビ経験の長さも生かして初キャップ獲得を目指していく。

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2021年5月29日のニュース