近大・山内&大橋、最終日残った アーチェリー五輪代表最終選考

[ 2021年3月21日 05:30 ]

アーチェリー五輪選考会女子 的を狙う山内
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 アーチェリーの東京五輪代表最終選考会第1日が20日、五輪会場の夢の島公園アーチェリー場で男女各5選手が参加して行われ、上位各4人が21日の最終日へ進んだ。女子は、近大の山内梓(22)が、チームメートの大橋朋花(21)とともに突破。初日の得点はリセットされ、最終日に改めて72射の合計得点で争い、男女とも上位3人が五輪代表に決まる。

 近大コンビが残った。4年の山内が4位、3年の大橋が3位。先輩山内は後半、風に苦しみながらもカットライン上で突破し「大橋と同じ環境でやってきた。目標は同じ。一緒に五輪に行けたら」と最終日に目を向けた。

 今冬の緊急事態宣言期間は練習時間が制限され、公共交通機関の移動が禁止された。山内、大橋らを男子2位通過の古川と首脳陣が、自動車で送迎。競技に集中できる最低限の環境が整えられた。

 山内は練習でもロンドン五輪銀の古川と毎日、3本勝負をし精神力を鍛えた。この日の卒業式に出席できなかった分、五輪切符で自ら門出を祝いたい。

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