五輪組織委・橋本聖子新会長 聖火リレーは「安全最優先」 IOC理事会に初出席

[ 2021年2月25日 05:30 ]

橋本聖子氏
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子新会長は24日、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会にオンラインで初めて出席した。バッハ会長や理事からは大臣を経験した元アスリートの会長就任を歓迎されたと明かし、就任会見で掲げた「コロナ対策」「ジェンダー平等の推進」「東京モデルの継承」の重点政策3つを披露したという。

 橋本会長は3月25日に福島・Jヴィレッジをスタートする五輪の国内聖火リレーについても「安全最優先で進めることが重要」と説明した。リレー開始まであと1カ月となる25日にはコロナ対策を盛り込んだ実施ガイドラインを公表。島根県の丸山知事が中止の意向を示すなど不安を抱える各自治体に丁寧な説明を行い、「聖火が47都道府県を駆け巡って最後は東京に戻れるように、理解・参加してもらえるようにしたい」と話した。理事会に先だって菅義偉首相を官邸に訪ねた就任あいさつでも、リレーなどの準備を進める方針を説明した。

 ジェンダー平等推進に関しては組織委にプロジェクトチームを発足させ、リーダーに小谷実可子スポーツディレクター(SD)を置いて25日から活動すると発表。理事会の女性比率を40%以上にする“公約”については「早急にメンバーを推薦したい」と述べた。

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2021年2月25日のニュース