橋本五輪相が高校の後輩・マー君へエール「ファンの力、希望、勇気に」 五輪開催方針は変わらず

[ 2021年2月2日 10:23 ]

橋本聖子五輪相
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 橋本聖子五輪相が2日、閣議後の定例会見を行った。11都府県に出されていた新型コロナウイルスの緊急事態宣言が、栃木県を除く10都府県で来月7日まで延長される方向となったが、「東京大会については、先日、(組織委の)森会長と(IOCの)バッハ会長が電話会談されました。安心安全な大会を実現するために改めて緊密な連携の下、大会の準備を進めることが確認されたと承知している。今年の夏に開催する方針に変わりはありません」とした。

 また、橋本五輪相の母校である北海道・駒大苫小牧高の後輩でもあるプロ野球投手の田中将大が楽天に復帰したことに触れ「大変うれしく思っている。今年の3月で東日本大震災から10年の節目。震災で大変なご苦労をされた。仙台はじめ、東北の皆さんのために全力を尽くして社会貢献されていた」と話した。

 田中が同高に入学した際、当時の校長に「凄い選手が来たんだよ、見に来てくれ」と言われて、グラウンドまで見に行ったことを回顧した五輪相は「非常に目力がある選手だった」と語る。(田中が在籍した)3年連続で夏の全国高校野球選手権に甲子園まで観戦に行ったという。「東京大会の野球にジャパンに選ばれるのであれば、ぜひ金メダルをと言っていただいた言葉は非常に重みがある。日本の将来の子どもたちのためにも、ぜひ先頭に立って、東日本大震災から乗り越えた姿を見せていただけたら、多くのファンの皆さんの力、希望、勇気になる」と期待を込めた。

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2021年2月2日のニュース