陵侑9位 出遅れも2回目全体トップ129メートル大飛躍「まさかトップ10に入るとは」

[ 2021年1月26日 05:30 ]

W杯ジャンプ男子個人第15戦で9位に入った小林陵
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 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子個人第15戦(ヒルサイズ=HS130メートル)は24日、フィンランド・ラハティで行われ、小林陵侑(土屋ホーム)は合計252・7点で9位だった。1回目に119・5メートルで24位と出遅れたが、2回目に129メートルを飛んで順位を上げた。ロベルト・ヨハンソン(ノルウェー)が265・9点で2季ぶりとなる通算3勝目を挙げた。佐藤幸椰は18位、佐藤慧一(ともに雪印メグミルク)は20位。2回目に進めなかった小林潤志郎(雪印メグミルク)は31位、岩佐勇研(東京美装)は34位だった。

 1回目に出遅れた小林陵は2回目にヒルサイズまで1メートルと迫る好飛躍。2回目に限れば全体トップの得点で1桁順位となり「予想外。まさかトップ10に入るとは」と驚いた。同じラハティで行われた複合男子で、荻原健司に並ぶW杯19勝目を挙げた渡部暁斗(北野建設)のレースを見守り「改めて凄いと思う」と刺激を受けた。自身はジャンプ男子で日本最多の葛西紀明(土屋ホーム)の17勝にあと1つに迫る。一昨年12月以来、優勝から遠ざかるが「目標としているシーズン1勝へ、頑張っていきたい」と意欲を示した。

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2021年1月26日のニュース