バルセロナ五輪柔道で小川直也を破り金 ハハレイシビリさん死去 心臓病患い49歳で

[ 2021年1月14日 05:30 ]

92年バルセロナ五輪柔道男子95キロ超級決勝で小川(右)を破って喜ぶハハレイシビリさん
Photo By 共同

 国際柔道連盟は12日、旧ソ連合同チームの一員として参加した1992年バルセロナ五輪男子95キロ超級決勝で、小川直也を倒して金メダルに輝いたダビド・ハハレイシビリさん(ジョージア)が49歳で死去したと伝えた。心臓病を患っていたという。

 ジョージアに初の五輪金メダルをもたらしたハハレイシビリさんは、故郷の伝統武術チタオバで身につけた力を生かして活躍した。世界選手権では91年の無差別級、93年の95キロ超級で2位に入るなどした。96年アトランタ五輪は計量会場を間違えて失格となった。

 ジョージアの政情や経済が不安定だったため、バルセロナ五輪の前後は新潟市の建設会社の佐藤企業に所属し、日本で練習した。日本でプロ格闘技の試合に参戦したこともあった。ロシアの格闘技サンボの世界選手権に出場した経験もある。

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