米連邦議会の乱入者の中に競泳の五輪金メダリスト クリート・ケラー氏が起訴される

[ 2021年1月14日 10:00 ]

起訴されたクリート・ケラー氏(AP)
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 五輪の競泳男子で計5つのメダルを獲得している元米国代表、クリート・ケラー氏(38)が13日、不法侵入や公務執行妨害などの容疑で司法省に訴追された。米連邦捜査局(FBI)が寄せられた情報をもとに6日に連邦議会の議事堂(ワシントンDC)で発生した暴動をビデオで解析した結果、乱入した暴徒の中に身長198センチのケラー氏の姿を確認。暴力行為におよんだ場面はなかったものの、元チームメートと競泳関係者もその人物はケラー氏だと証言した。

 ネバダ州出身のケラー氏は、2004年のアテネ五輪と2008年の北京五輪で、マイケル・フェルプス氏(35)らと共に800メートル・リレーで金メダルを獲得。2000年シドニー五輪の同種目では銀メダル、シドニー五輪とアテネ五輪の400メートル自由形では銅メダルを獲得していた。

 最近は、米国オリンピック・パラリンピック委員会の本部があるコロラド州コロラドスプリングズに在住。不動産業者として働いていたという。

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2021年1月14日のニュース