松田丈志氏 瀬戸大也の年内活動停止処分に「日本スポーツ界の顔としての自覚が足りなかったということ」

[ 2020年10月14日 08:40 ]

松田丈志氏
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 競泳・五輪メダリストの松田丈志氏(36)が14日、水曜コメンテーターを務める日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。女性問題により日本水連から年内の活動停止処分を受けた競泳男子の瀬戸大也(26)についてコメントした。

 松田氏は「日本水泳界の顔でしたし、東京五輪に向けて日本代表の顔という存在だった。問題自体はプライベートなことですけれども、代表として日本スポーツ界の顔としての自覚が足りなかったということはあると思う」と苦言。「ご家族を傷つけてしまった、彼が東京五輪に向けて金メダルを獲りたいという目標に賛同して応援してくださっていたスポンサーの方を裏切ってしまったのは間違いないと思う」と続けた。

 今回の処分は年内の活動停止。日本水連主催の公式大会や強化合宿、海外遠征への参加ができない。12月の日本選手権だけでなく、日本水連主催ではないが海外遠征となる10月下旬からの賞金大会「国際リーグ」(ブダペスト)も対象となる。一方で、200メートルと400メートルの個人メドレーでの東京五輪の内定は維持された。

 「期間としては約2カ月半なので、この期間猛省してもらって。ただ、トレーニングはできるので、年明けからの大会参加、遠征参加に向けて、今しっかり力を付けて、また来年の東京五輪で輝く姿を見せてほしい」とエールを送った。

 「瀬戸選手は大会に出る事自体が大好きで、どんどん大会に出て調子を上げていくってタイプなので、本人は大会に出たかったという思いがあると思う」と気遣いも。「選手としての調整はコロナもあって、3、4カ月、大会に出られないという状況が各競技で乗り越えてきている。瀬戸選手ほどのレベルであれば、年明け以降の大会出場で調子を上げていくことはできると思う。何より(東京五輪の)代表権は残っているわけですから。8月の本番に向けてしっかり調整していけば、瀬戸選手なら結果は出せると思う」と太鼓判を押した。

 「子供の頃にトップ選手を見て、ああいう選手なりたいと憧れを持つ。あらためて子供たちの目標となる、憧れられる選手になってほしい」と呼びかけた。

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2020年10月14日のニュース