日本水連、不倫問題の瀬戸大也に年内活動停止処分 五輪内定取り消しはせず

[ 2020年10月13日 21:50 ]

瀬戸大也
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 日本水連は13日、オンラインで臨時常務理事会を開き、週刊新潮に報じられた不倫問題で東京五輪競泳日本代表の主将を辞退した瀬戸大也(26)に対して年内の活動停止処分とした。五輪内定選手が問題を起こしたことに「大変遺憾」としたが、五輪内定の取り消しはしなかった。

 年内の活動停止のほか、スポーツ振興基金助成金の2020年下半期の推薦停止処分、今後の日本水連教育プログラムおよびJOCインテグリティ教育プログラムなどの受講が課された。

 青木会長は「五輪内定は、昨年の世界選手権で金メダルを獲得した『選手の権利』であると同時に、五輪本番での活躍を期待して付与したものである。五輪内定は、実質的には『日本代表選手団の一員になった』ことを意味するため、社会人選手として、五輪内定選手として、『水泳日本選手団行動規範』に準じた行動をするものと期待していたが、一連の行動は、それに反したもので大変残念であった」とコメントした。

 12日に瀬戸は都内の日本水連事務局を訪れ、倫理委員会から事情聴取を受けた。倫理委員長を務める坂元要専務理事(65)らによる聴取は約1時間行われた。

 瀬戸は9月30日に日本水連を訪れて謝罪。五輪の競泳日本代表主将を辞任し、日本オリンピック委員会のシンボルアスリートも返上した。ANAとの所属契約も解除され、現在は所属がない。

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2020年10月13日のニュース