女子バレー前監督 真鍋政義氏が部活動顧問の高校教員向けにオンライン授業 指導者として持論展開

[ 2020年6月27日 19:52 ]

部活動顧問の高校教職員に向けオンライン授業を行った真鍋さん
Photo By 提供写真

 バレーボール女子日本代表前監督の真鍋政義氏(56)が27日、全国高等学校体育連盟(全国高体連)などによる「明日へのエールプロジェクト」第11回オンラインエール授業の講師を務めた。今夏のインターハイが中止となった高校生を支える部活動顧問に向けて実施され、真鍋氏は「インターハイが中止とか今までに無い。生徒は大変だけど、フォローする先生も大変だと思う」と気遣った。

 12年ロンドン五輪でチーム28年ぶりの表彰台となる銅メダルに導いた真鍋氏は、「監督は選手にとってモチベーターとなるべき」と持論を展開。誕生日にお祝いメッセージを送る、美容院に行ったら髪型を褒める、などを実践したという。

 また主将の選び方について質問が飛ぶと、真鍋氏は選手の経験を基準にしていたことを公開。ロンドン五輪後、唯一4度の五輪を経験した木村沙織氏(33)を主将に推薦したが、引退を考えていた木村氏に何度も断られたエピソードについて触れた。「ロンドンの後はみんな燃え尽き症候群みたいになって、1番悩んだ。結局経験豊富な沙織しかいないと思って、当時トルコでプレーしていたから直接会いに行ったけど速攻で断られました」と笑い飛ばした。

 授業後、真鍋氏はメディアの取材に応じ「指導するときには、マメにコミュニケーションと情熱を持って指導すれば、学生さんたちも安心してくれると思う。今は大変な時期だけど、夢や希望を持って、みんなで盛り上げていきましょう」と語った。

続きを表示

2020年6月27日のニュース