NBAが来季開幕を12月まで延期か? 今季中断で苦渋の選択

[ 2020年5月2日 09:57 ]

苦渋の決断を迫られているNBAのシルバー・コミッショナー(AP)
Photo By スポニチ

 NBAのアダム・シルバー・コミッショナーと各オーナーが新型コロナウイルス感染拡大で中断している今季の現状をふまえて1日に今後の対応を協議。今季の順位が確定していないために、5月19日に予定していたドラフト・ロタリー(プレーオフに進出できなかったチームを対象にした指名順位の抽せん)と、ドラフト候補生を集めて身体能力をテストするドラフト・コンバインを延期することを決定した。ただし6月25日のドラフトそのものについては判断を先送りした。

 さらにスポーツ専門局のESPNは今季を再開した場合、来季となる2020~21年シーズンの開幕を今年12月にずらすことも論じられていると報道。通常は10月中旬の開幕だが、2カ月遅れのスケジュールになる可能性も出てきた。

 NBAは3月11日を最後にレギュラーシーズンを中断。どのチームもまだ13~19試合を残しており、プレーオフ進出の可能性を絶たれているのは全30チーム中、15勝50敗で西地区全体の最下位に沈んでいるウォリアーズだけとなっている。8日に施設の使用再開の可能性を探るが、仮にシーズン再開を決断しても試合を行うまでには1カ月ほどかかるため、王者を決める「ファイナル」の開催は8月にずれこむことになる。

続きを表示

2020年5月2日のニュース