“コロナ禍”の過ごし方 キプチョゲは読書で“心の安定”を

[ 2020年4月22日 13:15 ]

ウィーンで行われた特別レースで1時間59分40秒を記録したキプチョゲ(AP)
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 新型コロナウイルス感染拡大を受け、日本で緊急事態宣言が出されてから2週間。学校の休校や在宅ワークなど窮屈な生活が続いている。世界の著名人はどういう過ごし方をしているのか。男子マラソン世界記録保持者で昨年10月に非公認ながらフルマラソン2時間切りを達成したエリウド・キプチョゲ(35=ケニア)は読書で苦境をやり過ごしている。ロックダウン(都市封鎖)の中、世界一のランナーは世界陸連の公式サイトで読書リストを公開した。

 キプチョゲが今回紹介したのは4冊で、そのうち日本語訳されているのは世界2800万部以上の大ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン著)と『ザ・マジック』(ロンダ・バーン著)の2冊だ。

 『チーズはどこへ消えた?』は状況の変化にどう対応していくべきかを説いたビジネス書。新型コロナウイルスのまっただ中にいるキプチョゲは同書を何度も読んでいるといい「(新型コロナウイルスによって)世界は困難な状況に耐えている。社会的距離を受け入れるなど変化する必要があり、この本は変化を受け入れることについて書かれている」とオススメしている。

 もう一冊はキプチョゲが刺激を受けたと絶賛した『ザ・マジック』。同書は自己啓発書で、「感謝」が人生を好転させていくという“引き寄せの法則”について書かれたもの。キプチョゲは「魔法の前提は“ありがとう”と言うことです。250ページすべてに魔法があるが、本当の魔法は感謝の大切さを教えてくれること」と語った。

 普段から1日2時間程度をビジネス書や伝記などの読書に費やすというキプチョゲ。以前から「本ほど忠実な友達は世界中にはいない。私が人として成長することを助けてくれた」などと読書の大切さを語っていたほどの読書家ランナーだ。ロックダウンもしくは外出自粛が続く環境では読書が心の安定につながるのは間違いない。

 このほか、キプチョゲが紹介した『Talking to Strangers』(マルコム・グラッドウェル)と『The Infinite Game』(サイモン・シネック)は日本語版は出版されていない。ただ、原著はネットで購入ができるため休日などを使ってホコリを被った?辞書を片手に、悪戦苦闘するのも良いかもしれない。(記者コラム・河西 崇)

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