ブレイディーに援軍 ペイトリオッツのTEグロンコウスキーが引退撤回でバッカニアーズに移籍

[ 2020年4月22日 08:55 ]

ブレイディーとともにペイトリオッツでプレーしていたグロンコウスキー(AP)
Photo By AP

 NFLペイトリオッツでスーパーボウル3度の優勝に貢献したタイトエンド(TE)のロブ・グロンコウスキー(30=198センチ、122キロ)がドラフト指名権との交換でバッカニアーズにトレードされることになった。21日までに合意に達したもので、同選手の代理人を務めるドリュー・ローゼンハウス氏は「まだ身体検査が残っているが、ロブはバッカニアーズでプレーすることに同意した」と語っている。

 グロンコウスキーは昨年3月に引退を表明。昨季は一度もプレーしていないが、QBトム・ブレイディー(42)のバッカニアーズ移籍に伴って現役復帰を決断したと見られている。ペイトリオッツ側は23日から25日にかけて行われるドラフトでの7巡目指名権も放出。バッカニアーズ側からは4巡目指名権が譲渡される。

 グロンコウスキーはアリゾナ大から2010年のドラフトで2巡目(全体42番目)に指名されてNFL入り。2季目の2011年シーズンには90回のレシーブで1327ヤードと17TDをマークし、ブレイディーとの“ホットライン”は他チームにとって脅威の存在となった。ペイトリオッツ時代の9シーズンで計115試合に出場して521回のレシーブと7961ヤード、79TDを獲得。マークしている選手と競り合いながらのレシーブ能力はNFLの歴代TEの中でもトップクラスだった。昨年3月に引退を表明したもののペイトリオッツとの契約はあと1年残っており、今季プレーすれば年俸は1000万ドル(約10億800万円)。トレードはドラフトの前までには正式に成立すると見られている。

続きを表示

2020年4月22日のニュース