練習できなくても…バスケ日本代表・ラマス監督 オンラインで選手と積極コミュニケーション

[ 2020年4月17日 17:03 ]

バスケットボール男子日本代表のフリス・ラマス監督
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 バスケットボール日本代表のフリオ・ラマス監督(55=アルゼンチン)が地球の裏側からのオンライン面談を開始した。現在は新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウン(都市封鎖)されている故郷のブエノスアイレスに滞在。自宅にこもることを余儀なくされる中でテレビ電話を駆使して、通訳を交えたグループ通話で日本代表候補の大枠に入っている選手たちと対話を重ねている。

 東京にいるエルマン・マンドレ・コーチ(35=アルゼンチン)らスタッフが一丸となり、アンダーカテゴリーの日本代表候補もカバー。スタッツなどのデータをもとに各選手の長所や短所を洗い出し、今後の強化ポイントについて意見交換を行っている。練習拠点が閉鎖されて外出自粛要請が出る中、限られた環境で体力を維持する練習メニューも提案。1年延期が決まった東京五輪への心構えなど内容は多岐にわたる。

 日本代表は開催国枠で76年のモントリオール大会以来の五輪出場が内定している。通常開催なら開幕前に米国遠征を行い、五輪出場国との強化試合を計画していたが、コロナ禍により断念。今後の強化プランは白紙だが、関係者は「ラマス監督をはじめとするコーチ陣が一丸となり、選手たちと積極的にコミュニケーションをとっている。練習はできないが、時間的な余裕のある今しかできないこともある」と強調した。

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2020年4月17日のニュース