ボールに入る横3本と縦1本のラインが真っすぐの生命線 不安解消しスコアを“ナビゲート”

[ 2020年4月17日 05:30 ]

アライメント機能を備えたボール「スリクソンTRI―STAR」
Photo By 提供写真

 アドレスでボールをセットする時に意識することは何だろうか。最近では、デザインを工夫したアライメント(方向を合わせる)機能付きのボールを売り出すメーカーも増えてきた。

 住友工業ゴムは3月に、目標に対して打ち出しやすく、スクエアに構えやすい「ナビゲートライン」を採用した「スリクソンTRI―STAR(トライスター)」と「スリクソンAD SPEED(エーディースピード)」を発売。同社企画業務部広報グループの浅妻肇課長は「弊社のアンケート調査(約250人)で約7割がティーショットやパットの時に目印(メインマークや手書きのマークなど)に合わせてボールを置いているとの回答がありました。ニーズがあるのであれば、最初から(目印が)入っていた方が使いやすいのでは、ということで開発したのがこの商品です」と説明する。

 デザインの特徴は3つ。まずは横に並ぶ3本のライン。1本より3本線の方がクラブヘッドの中心をボールのセンターに合わせやすく、まっすぐ転がるイメージが出やすいそう。2つめは真ん中の線を太くしたこと。中心線が太いことで、視覚的により楽にセットでき、「(1)ボールが真っすぐ転がる(2)パターを真っすぐ引く、出す(3)真っすぐ転がるイメージを持たせる、という発想から3本線にしています」とその秘密を明かす。そしてお勧めポイントでもある3つめは縦のライン。縦線を加えたことでフェースをスクエアに合わせやすくなり、「左右がシンメトリーになっていてバランス良く見えます。パットの時に使うケースが多いと思いますが、ティーショットでも効用はあります」とフェースの向きの狂いが少なくなる効果が期待できる。在宅時にパターマットの上で気分転換したい時やじっくり練習したい時にも役に立ちそうなボールだ。

 価格は市場のボリュームゾーンといわれる3000~4000円の中価格帯を意識し、「この価格帯は付加価値がないとユーザーに選んでいただけないので、高いパフォーマンスと使い勝手のいいものを出そうということでそうなりました」とあえて勝負に出た。

 ティーショットやパットに不安のあるゴルファーはぜひ試してみてはいかがだろうか。

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2020年4月17日のニュース