サーフィン松田詩野「海で練習できる環境に感謝」

[ 2020年4月14日 19:12 ]

松田詩野
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 サーフィンの東京五輪代表に条件付きで内定している松田詩野(17)が14日、“幻の開幕100日前”となる4月15日を前にコメントを発表し、「東京五輪が中止ではなく、延期であることをうれしく思う。体作り、メンタル強化など、もっと成長できるように頑張りたい」と前向きな気持ちを表明した。

 松田は昨年9月のワールドゲームズ(WG、世界選手権に相当)でアジア選手最高の15位に入り、条件付きで東京五輪の代表に内定。今年のWG(エルサルバドル)日本代表にも決まっており、自力で代表を確定させる機会をうかがっていた。だが新型コロナウイルスの世界的感染拡大により、当初5月に予定されていたWGが2度の延期で日程が決まっていない。国内外の大会も軒並み延期や中止となっており、他競技のアスリートと同様に、先の見えない日々が続いているという。

 一方で他競技よりも恵まれている点が、国内に緊急事態宣言が発出されている現在も、海でサーフィンの練習ができているということ。「海でまだ練習できている環境に感謝して、いつ試合があっても万全の状態で挑めるよう頑張ります」と感謝の気持ちを持って21年の夏を目指している。

 ジャパンオープン(日程未定)からWG日本代表入り、そして東京五輪代表を目指す他の日本人サーファーもコメントを発表。18年のWG代表の黒川日菜子(23)は、「シーズンインからハードな日程で調子を上げてきた。今は一度リセットして、もう一度自分のサーフィンを見直し、成長できるように頑張りたい」、昨年のジャパンプロ女王の須田那月(24)は「毎日、できることを一生懸命取り組んでレベルアップさせていきたい」と、共に前向きに語った。

 18年の世界ジュニア王者の上山キアヌ久里朱(19)は、この4月に四国大に入学し、新たな門出を迎えた。大学とプロサーファーの文武両立という新たなチャレンジを前に、「目の前にある事に対して、一生懸命向き合って行きます。スケジュールなどが確定したら、それに向けて真摯に取り組むだけです」とコメント。地に足を付けて、大きな目標に前進する。

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2020年4月14日のニュース